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コウノトリ「つばさ」死ぬ 水戸で春誕生 感電原因か 茨城

「つばさ」の愛称が付けられたコウノトリの雄(右)=水戸市内(溝口一郎さん提供)
「つばさ」の愛称が付けられたコウノトリの雄(右)=水戸市内(溝口一郎さん提供)


茨城県水戸市で今春生まれた国の特別天然記念物コウノトリ3羽のうち、雄1羽の死骸が同県大洗町内で見つかった。市が3日、発表した。送電用の鉄塔周辺で見つかり、感電死とみられる。この雄は7月、「つばさ」の愛称が公募で決まったばかりだった。

市によると、死骸があったのは生まれ育った市内の巣から約2キロ離れた同町神山町内。8月29日夜に同町で停電が発生し、今月1日、電力会社の社員が停電の原因を調べていたところ、送電設備周辺の鉄塔の近くで見つけた。装着していた足輪から「つばさ」と判明した。

発見場所の周辺にはふんの跡が複数あり、巣立ち後に鉄塔付近をねぐらにしていた可能性がある。

コウノトリは特別天然記念物で絶滅危惧種でもあることから、市は文化庁と環境省に報告。市担当者は「悲しい限り。短い間だったが、コウノトリが子育てできる自然環境の大切さを教えてくれた」と声を落とした。

コウノトリの人工飼育と放鳥に取り組む兵庫県立コウノトリの郷公園によると、近年、野外の個体が増えるにつれ、電線や防獣ネットの影響、交通事故などで死ぬ事例が相次いでいる。



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