自民茨城県連 総裁選前倒し要求へ 5日に総務会で決定
自民党茨城県連(海野透会長)は4日、臨時の役員会を開き、総裁選の前倒し実施を求める方針を固めた。5日に職域団体や党の地域支部代表らも集めた総務会を開き、役員会の方針について議論した上で正式に決定する。
総裁選前倒しの是非を巡っては、党総裁選挙管理委員会が2日の両院総会後、意思確認に向けた通達を出した。前倒しを要求する国会議員に対し、記名、押印した書面を8日に党本部に提出するよう求めたほか、都道府県連にも回答を認めている。
県連の役員会では、県議や国会議員ら出席者全員が前倒し実施を求める意向を示したという。5日の総務会で決定した方針は、所属の国会議員にも報告する。
海野会長は政治とカネの問題にも触れながら、「自民党の解体的な出直しが必要だ。国民の信頼を取り戻すため、党としてしっかりした議論を進めるべき」と述べた。白田信夫幹事長も「党本部の役員を刷新し、選挙態勢や党を立て直してほしいという意見でまとまった」と説明した。
県連は7月、参院選で与党が過半数割れとなった結果を踏まえ、石破茂首相ら党本部役員の刷新を求める方針を決定。白田幹事長が党本部を訪れ、正式に申し入れていた。