自民茨城県連 総裁選前倒しを要求 総務会、異論出ず

自民党茨城県連(海野透会長)は5日、総務会を開き、総裁選の前倒し実施を求める方針を決定した。同日中に党本部へ文書で提出する。海野会長は「国民政党として新たな総裁を中心に再生すべき。早急に(総裁選を)実施するよう党本部に伝える」と述べた。
総裁選の前倒しを巡っては党総裁選挙管理委員会が、前倒しを要求する国会議員に対し、記名、押印した書面を8日に党本部に提出するよう求めたほか、都道府県連にも回答を認めている。県連は4日の役員会で、前倒し実施を求める方針を固めていた。
県連によると、総務会では役員会の方針に異論は出なかったという。総務会後、取材に応じた海野会長は、昨年秋以降の衆院選や東京都議選、参院選で自民党が敗北した結果に触れ、「選挙で負ければ総裁は辞職してきた。辞めずにいることが党内の混乱につながっている」と指摘した。