笠間市、窓口受付時間を短縮 朝夕合わせ30分 10月1日から 茨城

職員の労働環境の改善と働き方改革の推進のため、茨城県笠間市は10月1日から、市役所などの窓口受付時間を朝夕合わせて30分短縮する。短縮した時間で課題の共有や業務の見直しなどを行い、窓口業務の改善を図るなど行政サービスの向上に努めるとしている。
窓口の受け付けは現行の午前8時半から午後5時15分を午前8時45分から午後5時に変更する。電話の受け付けは午前8時半から午後5時15分で変わらない。
対象施設は市役所本所、笠間支所、岩間支所のほか、浄化センターともべ(水道課、下水道課)、地域医療センターかさま内(健康医療政策課、こども政策課)、地域福祉センター内(こども育成支援センター)。市立病院や公民館、図書館、保育所など施設自体の利用をサービス目的とする機関は対象外。
市人事課によると、来庁者の96%以上が、午前8時45分から午後5時までに市役所などを訪れているという。現在の開庁時間は職員の勤務時間と同一で、窓口業務を行う部署は始業前準備や閉庁後後片付けのため、時間外勤務が発生している。
労務管理上望ましくないことを踏まえ、受付時間を変更した。今後オンライン申請やコンビニ交付など、市役所外で利用可能なサービスの充実を推進するとしている。