愛称「いばSUNホール」 茨城町の文化交流会館 明るさイメージ 26年9月開館予定


茨城県茨城町が来年9月の開館を目指し、建設を進めている「町文化交流会館」の愛称が「いばSUNホール」に決定した。公募で寄せられた900を超える案の中から選ばれた。「いば」という文字が使用され、茨城町をイメージしやすいことなどが選考の理由。町は「愛称を広めて親しみやすい施設にしていきたい」としている。
同町の平沢理至さんの案が採用された。提案理由は①茨城町は「茨城県東茨城郡茨城町」と「茨城」が3回出てくる地域で、町内でも「いば3」という文字がたびたび使われ、親しみを感じる②「いば3」の「3」の部分を英語の「SUN」を用いることで、明るく町民に開放されたイメージに-との思いが込められているという。
愛称は5~6月にかけて町内の在住・在勤・在学者から募集し、計935案が寄せられた。小林宣夫町長や町民らでつくる選考委員会の審査を経て決定した。
1、2次審査で最終7案まで絞り込み、8月27日の最終審査で最優秀1案を選んだ。親しみやすさや施設のコンセプトをイメージできるかなどを考慮して選ばれた。選考委員を務めた水城高3年の藤枝亜沙陽さん(18)は「太陽のような輝きと情熱あふれる施設になってほしい。若者から高齢者まで年代を問わず交流できる場所になることを願う」と期待を込めた。
小林町長は「愛称が決まりほっとしている。とても親しみを持てる名前で、文化力向上の拠点施設として、多くの人に愛され続ける施設になってほしい。1年後の開館に向けて盛り上げていきたい」と話した。
同館は、地域・世代間の交流を生む新たな文化芸術活動の拠点として整備が進む。隣接する町役場庁舎と町総合福祉センターゆうゆう館を含めたエリア全体を一つのフィールドに見立て、一体的な空間づくりを進める計画で、来年9月の開館を予定している。