橋幸夫さんとの別れ惜しむ 吉田正記念館に記帳所 茨城・日立

「潮来笠」などのヒット曲で知られ、俳優としても活躍した橋幸夫さんが82歳で死去したことを受け、橋さんが名誉館長を務めた茨城県日立市宮田町の吉田正音楽記念館に6日、追悼の記帳所が設けられた。来館したファンら十数人が記帳し、国民的歌手との別れを惜しんだ。
記帳所は同日午後、入り口に近い場所に開設。橋さんの肖像写真のほか、門下生として師事した同市出身の作曲家である吉田さんと写った写真や花も並べられた。
同市かみあい町の山岸章子さん(57)は、吉田メロディーで橋さんと吉永小百合さんがデュエットした曲「いつでも夢を」が印象に残っているといい、「もう少し活躍してくれると思っていたので、残念」と記帳するペンを握った。
メッセージノートも置かれ、ファンからは「いつも楽しませていただき、ありがとうございました。長い間ご苦労様でした」などと思いがつづられていた。
記帳所は15日まで設置される(8日は休館)。午前10時~午後6時。献花や贈り物などは受け付けていない。問い合わせは同館(電)0294(21)1125。