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【更新】茨城・行方市長に高須氏初当選 現職の4選阻む

初当選を決めて支持者らと万歳する高須敏美氏(中央)=7日午後10時20分ごろ、行方市玉造甲
初当選を決めて支持者らと万歳する高須敏美氏(中央)=7日午後10時20分ごろ、行方市玉造甲


任期満了に伴う茨城県行方市長選は7日、市内21カ所で投票が行われ、開票の結果、無所属新人で元市職員の行政書士、高須敏美氏(61)が、4期目を目指す現職の鈴木周也氏(53)と新人で元市議の不動産会社社長、山口律理氏(74)の2人を破り、初当選を果たした。当日有権者は2万6147人。投票率は63.52%(前回49.95%)だった。

市長選は、市が進める市役所新庁舎整備や地域医療の再生などを争点に市政の継続か刷新かで舌戦を繰り広げた。高須氏は、なめがた地域医療センター敷地内に計画された新市庁舎整備計画を見直す「3庁舎体制の維持」や医療センターの入院機能回復などを訴え、支持を広げた。

高須氏の陣営が設けた同市玉造甲の会場では、午後10時5分ごろに当選確定の一報が入ると、歓声が上がった。高須氏は「新庁舎整備計画を見直し、医療センターの入院機能を回復したい」と抱負を語った。

鈴木氏は、国の合併特例債を活用した新市庁舎建設や地域医療の再生などを訴えたが及ばなかった。山口氏は、新市庁舎建設計画の中止などを訴えたが支持を広げられなかった。

【高須敏美(たかす・としみ)氏の略歴】当選1回。不動産会社取締役。[元]市経済部長、市企画部長、旧玉造町立玉造小PTA副会長。日本大卒。浜

■行方市長選開票結果(選管最終)
当 8,428 高須敏美 61 無新
  7,217 鈴木周也 53 無現
   850 山口律理 74 無新



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