茨城県知事選、無効票2.13% 直近4回で最高

7日に投開票された茨城県知事選を巡り、茨城新聞の集計で、投票総数に占める無効票の割合は2.13%となり、今回を含めた直近4回の知事選で最も高くなった。今回の投票率は33.52%で、2021年の前回より1.50ポイント下がる一方、無効票の割合は0.71ポイント増えた。
無効票は「白票や候補者以外の名前や候補者名以外の文字が書かれていた」「誰の名前を書いたか判別できない」などが該当する。
過去の知事選で、現職と新人の一騎打ちとなった13年は1.87%(1万4271票)、前回21年は1.42%(1万1942票)で、ともに1%を超えた。保守分裂で現職と新人2氏の激しい選挙戦となった17年は0.87%(9157票)だった。
今回は無効票数が1万6757票で、前回より4815票増えた。市町村別で最も割合が高かったのは水戸市の3.03%(2215票)。次いで大洗町が2.86%(119票)、行方市が2.65%(440票)の順だった。
割合や票数が増えた要因について、県選管は断定はできないとしつつ、「候補者名の書き間違いや、投票所に行っても投票先を決められなかった人もいた可能性もあるのではないか」としている。