怪獣アニメ 北茨城PR 「ちびゴジラ」 パズルラリーや大漁旗 市制70周年記念

茨城県北茨城市は10日から、市制施行70周年記念事業として、テレビアニメ「ちびゴジラの逆襲」と期間限定でコラボする。市内の観光地6カ所を巡る「デジタルパズルラリー」を実施するほか、市の象徴を盛り込んだオリジナルの大漁旗設置、事業者とのコラボ商品の製作などを展開する。節目を盛り上げつつ、観光誘客につなげるのが狙いだ。コラボは12月14日まで。
ちびゴジラは個性的な怪獣たちのまったりとした日常を描くショートアニメ。豪華な声優陣や愛らしいデザインで人気を集めている。コラボは市が本年度、市制施行70周年を迎えるのに合わせ、同じ70周年の「ゴジラ」との共同企画を東宝に提案したのがきっかけで実現した。
メインのパズルラリーは、市歴史民俗資料館・野口雨情記念館▽市漁業歴史資料館▽中郷温泉「通りゃんせ」▽ガラス工房「シリカ」▽県天心記念五浦美術館▽六角堂-の6カ所を周遊。設置された2次元コードをスマートフォンで読み込み、専用サイト内でパズルのピースを集めていく仕様だ。
パズルは2種類で、完成するとオリジナルのフォトフレームが手に入る。愛くるしいキャラクターとの記念撮影を楽しめる。
全て巡回すると、限定クリアファイルと引き換えられる。主人公の「ちびゴジラ」やシャイな「ちびモスラ」などの怪獣と、市のキャラクター「あんちゃん」と「こうちゃん」が乗り込んだ船を市の魚や鳥、花などが囲んでいるデザインに仕上がっている。
同じデザインの大漁旗も制作。縦2.8メートル、横4.8メートルの巨大旗で、JR磯原駅の改札周辺に設置される。このほか、キャラクター着ぐるみの市内幼稚園・保育園訪問、市内の事業者によるコラボ商品の製作も予定されている。
市企画政策課は「パズルラリーは市内を代表する観光地を巡る。市外から来た人だけではなく、市民にも改めて街を回り市内の魅力に気付いてほしい」としている。