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高木さん、NBAチア挑戦 夢実現へ仕事と両立 茨城・水戸出身 「勇気を与える存在に」

Bリーグ群馬クレインサンダーズのチアリーダーとして活躍した高木良奈さん=2024年12月、群馬県太田市(©THUNDER  GIRLS)
Bリーグ群馬クレインサンダーズのチアリーダーとして活躍した高木良奈さん=2024年12月、群馬県太田市(©THUNDER  GIRLS)


茨城県水戸市出身のチアリーダー、高木良奈(たかきらな)さん(30)が、本場の米国で活動する夢に挑戦している。会社員として働きながら猛練習に励み、最高峰の舞台を目指す。米プロバスケットボールNBAのオーディションで2年連続で最終審査に残るなど、実現へ前進しつつあり、「夢を持つ人たちに勇気を与える存在になりたい」と強い決意をにじませる。

高木さんは水戸一高を卒業後、進学した筑波大時代にチアに出合った。元々ダンスに興味があったのに加え、「人を支え、人の力になるために踊る」というチアの魅力に引かれた。

大学院生や社会人として生活する中、チアリーダーとしてアメリカンフットボールXリーグやバレーボールVリーグなどのチームで活動。バスケットボールBリーグでも、昨季は群馬クレインサンダーズ・オフィシャルチアダンサー「THUNDER GIRLS」の一員として活躍した。

野球独立リーグ・BCリーグ茨城アストロプラネッツの公式パフォーマーを務めた経験もある。地元での活動は「技術も心も一回り成長させてもらった」。

◆合格一握り

海外を目指し始めたのは5年前。仕事とチアを両立し、米NBAで活躍する日本人ダンサーの存在を知り「私もいつか世界を舞台に踊りたい」と夢を抱いた。

チアリーダーにとって米NBAは「憧れの舞台」。面談やダンスなど最高難度の厳しい審査を乗り越える必要がある。毎年数百人が応募し、合格するのはほんの一握りほどの狭き門だ。

2023年に米NBAの名門チーム「ゴールデンステート・ウォリアーズ」のオーディションに初挑戦。本場でしか味わえない空気感に鳥肌が立った。結果は伴わなかったが、「自信と誇り」を得たと手応えを語る。一瞬を楽しむことの大切さを学んだ。

昨年、今年と2年連続で最終審査に残った。夢の実現まで「あと一歩」のところにまで近づきつつある。

◆多くを学ぶ

日本にいながら米プロチームを目指す挑戦は、決して平坦な道のりではない。ITエンジニアとして平日にフルタイムで仕事をこなし、帰宅後や休日にレッスンに励む。苦難を乗り越えようとするたび、覚悟が決まっていくという。

「どうしたらお客さんを魅了し(チームを)勝利に導けるか」。チア人生では多くを学んだ。必死に考え、練習に汗した時間は「宝物」だ。

「人生は自分でデザインできる」が座右の銘。大人が本気になり、好きなことに全力で取り組む姿を通して「誰かの背中を押す力になれたらうれしい」。笑顔と感動を届けるダンサーとして、世界最高峰の舞台に向かって突き進む。



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