3万発の大輪、夜空に 利根川大花火大会 茨城・境

第38回利根川大花火大会が13日、茨城県境町の利根川河川敷で開かれた。雨が時折ぱらついたものの、秋の夜空にスターマインや尺玉といった迫力のある花火約3万発が次々と打ち上げられ、来場者を魅了した。
いずれも国内の花火大会で受賞歴のある野村花火工業(水戸市)、山崎煙火製造所(つくば市)、紅屋青木煙火店(長野)、マルゴー(山梨)の「四大花火師」が、それぞれ匠(たくみ)の技を披露。また、今回は四大花火師による「共演」プログラムも初めて組み込まれ、夜空に咲いた尺玉の大輪が会場を沸かせた。
主催した「さかいふるさと祭り運営委員会」によると、この日の来場者は約30万人。米ハワイ州ホノルル市やフィリピン・マリキナ市など同町の姉妹都市や交流ある国から関係者も訪れ、国内最大級の打ち上げ数を誇る花火大会を楽しんだ。