秋シラス盛漁 市場活気づく 茨城・大洗漁港
茨城県内で秋シラスが盛漁期を迎えている。同県大洗町磯浜町の大洗漁港では16日、約21.7トンと今年一番の水揚げ量を記録し、市場が活気づいていた。
同町漁協によると、この日は計34隻の船が操業した。午前10時過ぎに、帰港した漁船から光り輝くシラスが次々に水揚げされた。仲買人らはコンテナに顔を近づけ鮮度を入念に確認して回った。競りが終わるとすぐにトラックに積み込み、周辺の飲食店や加工業者などに運び出された。
早朝から漁に出た「海運丸」の米川喬船長(48)は、「色がきれいで質の良いシラスが例年同様に量が取れている。今日は約900キロ」と笑顔を見せた。
同組合は「大洗のシラスはなんといっても鮮度がいい。漁港近くは水揚げしてすぐのシラスを食べられる店もある」とアピールした。











