「空の仕事」魅力伝える パイロットが航空教室 茨城空港

旅客機の現役パイロットによる航空教室が21日、茨城県小美玉市与沢の茨城空港で開かれた。参加した約80人の親子連れが飛行機に関するクイズに答えたり、仕事のやりがいを聞いたりして「空の仕事」の魅力を学んだ。
「同空港『空の日』イベント」の一環で、同空港利用者利便向上協議会主催。子どもたちに航空産業への興味や同空港への関心を高めてもらおうと企画した。
同空港に就航するスカイマークの三浦太幹機長と奥村太貴副操縦士が講師を務めた。飛行機に関するクイズでは、同県水戸市から茨城空港までわずか5分で着くこと、富士山の3倍の高さで飛行することなど、その性能などを紹介した。さらに旅客機の出発前に目的地までのルートや天候の確認、機体に異常がないか入念な準備を行うことなど、パイロットの仕事を説明した。
三浦機長は「きょうを機に、空の仕事に興味を持ってもらえたら」、奥村副操縦士は「どんな天候でも、何事もなかったかのように安全に客を送り届けるのは大変だが、やりがいでもある」と語った。
最後は旅客機を背景に記念写真を撮って楽しんだ。水戸市立吉沢小4年の松浦大和さん(9)は「いつか自分もパイロットになって飛行機を操縦したい」と将来に思いをはせた。