自民党総裁選 茂木氏支持に3人 茨城県関係国会議員 小泉氏は2人、林氏1人

石破茂首相の後継を決める自民党総裁選が22日、告示される。投票権のある茨城県関係国会議員7人のうち、3人は茂木敏充前幹事長、2人が小泉進次郎農相、1人が林芳正官房長官を支持することが、関係者などへの取材で分かった。このうち4人は昨年9月の前回選と同じ候補者を支持している。残る1人は中立的な立場の総裁選挙管理委員会の委員を務める。
茂木氏を支持するのは梶山弘志衆院議員(茨城4区)と永岡桂子衆院議員(比例北関東)、加藤明良参院議員(茨城)。3人は茂木陣営で中核を担っており、梶山氏は選挙対策本部長を務める。梶山氏と加藤氏は前回選で茂木氏の推薦人を務めた。麻生派の永岡氏は前回選で同派の河野太郎氏を支持したが、今回は河野氏が小泉氏の支持を表明しており、同派から立候補者が出ていない。
小泉氏を支持するのは田所嘉徳衆院議員(比例北関東)と上月良祐参院議員(茨城)。2人は小泉陣営に入り、地方議員や業界団体の支持を広げる活動などを行う。上月氏は前回選でも小泉氏を支持。田所氏は旧石破グループに所属し、前回選では石破首相の推薦人を務めたが、今回は党改革などの観点から小泉氏を支持しているとみられる。
林氏を支持するのは葉梨康弘衆院議員(茨城3区)。共に旧岸田派所属で葉梨氏は前回選でも支持し政策通で国民への説明力があるとして林官房長官を一貫して高く評価してきた。
国光文乃衆院議員(比例北関東)は総裁選管委の委員のため、候補者の推薦人になれないなど中立的な立場が求められている。
額賀福志郎衆院議員(茨城2区)は衆院議長のため、議員票の投票権がない。