皮に絵や文字 メロンを収穫 筑西・新治小6年生 茨城

茨城県筑西市門井の市立新治小の児童が25日、文字やイラストを皮に彫ったメロンの収穫作業を近くの農家で体験した。栽培に携わったメロンをはさみで自ら収穫し、しっかり育った実を手に「重い」と笑顔を見せた。
市教委によると、市誕生20周年記念事業の一環で、メロンの食育事業として地元の大島種苗店(大島俊泰社長)に委託した。6年生約50人が参加し、アールスメロンを栽培した。
学校で苗を鉢に植えた後、近くの農家の海老沢暁さん(79)に育ててもらいながら、きりで自分の名前や動物のイラストなどを皮に彫った。その後、皮に網目状の模様ができる特性で、彫った部分がかさぶたのように浮き出た。
この日は級友たちと協力しながら収穫に汗を流した。ゲームのキャラクターを彫った枝陽斗さん(12)は「かわいくできた。食べるのが楽しみ」と話した。