野菜摂取量、手で測定 高血圧予防へ4段階評価 コープ水戸、日立店に機器設置 茨城
手のひらから野菜の摂取量が分かる測定器が26日、いばらきコープ生活協同組合(茨城県小美玉市、木村千秋理事長)の水戸店と日立店に設置された。推定される摂取量が4段階のレベルで表示される。楽しみながら野菜を食べる意識を高めてもらうのが狙いで、訪れた買い物客が早速、自身の野菜摂取量を確かめた。
同日から始まった高血圧予防を促す県のプレゼントキャンペーンの一環。測定器を開発した食料・飲料大手メーカーのカゴメとリース契約を結んだ。県内5店舗のうち、水戸店は1年間、他の4店舗は2~3カ月置きに交代で設置する。
特に緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイド量を、皮膚から約30秒で測定。塩分排出効果のあるカリウムが多く含まれ、脳卒中や心筋梗塞の予防効果が期待できる野菜の摂取量を「たっぷり」「目標値」「もう少し」「がんばろう」との四つの評価で示す。
水戸店では食材を買い求めた買い物客が高い関心を寄せ、摂取量をチェック。1日に必要な量の半分程度の値だった同市酒門町、中村教子さん(50)は「自分では野菜を食べているつもりだった。色の濃い野菜を意識して食べたい」と話した。
木村理事長は「野菜不足を認識し、意識的に野菜を食べて健康な体づくりを進めてほしい」と話し、多くの利用を呼びかけた。












