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産業ロボット活用法競う 高校生ら仕様プレゼン 土浦工高の照沼さん優勝 茨城・つくば

「殺虫ロボット」のプレゼンテーションをする土浦工業高の照沼悠治さん=つくば市竹園
「殺虫ロボット」のプレゼンテーションをする土浦工業高の照沼悠治さん=つくば市竹園


高校生や高専生らが産業用ロボット活用法のアイデアを競う「ロボットアイデア甲子園」茨城県大会が27日、同県つくば市竹園のつくば国際会議場で行われた。1次審査を通過した10人が自動で殺虫剤を出す装置や線路内の落下物回収、教員支援など、社会課題を解決するロボットを提案した。

日本ロボットシステムインテグレータ協会が主催した。ロボットを使用した機械システムの導入提案や設計、組み立てなどを行う事業者「ロボットシステムインテグレータ」は若い人たちの間で認知度が低く、コンテストを通じて理解を深めてもらうのが狙い。

参加者は7月に筑波エンジニアリング(同県阿見町、大槻歩社長)で産業用ロボットシステムを見学したり講義を受けたりした。これをヒントに「産業用ロボットの新たな活用方法、新しいアプリケーションのアイデア」を考案した。

この日のプレゼンテーション審査はロボットの仕様や経済効果などを発表し、創造性や社会性、実現性などの基準で争われた。優勝した県立土浦工業高1年の照沼悠治さん(15)はゴキブリ駆除を目的に、虫を検知するセンサーと殺虫剤を噴射するアームをロボット掃除機に合体させるアイデアを披露し、「合体することでロボットの利点を見いだせた。アピールには自信があり、評価されてうれしい」と語った。

審査委員長を務めた筑波大システム情報系の相山康道教授は「同じ課題に対しても解決するアイデアがいろいろ出るのが工学の面白さ。ぜひこれからも追求してほしい」と総括した。

照沼さんが出場する全国大会は12月20日、東京都港区の機械振興会館で行われる。



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