茨城県芸術祭が開幕 60年の節目祝う

「芸術の秋」を彩る2025年度茨城県芸術祭が3日、同県水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館で開幕した。いけばな展を皮切りに同市を含め県内10市町村で、美術や音楽、舞踊、芸能、古典芸能、演劇・映画、文学の7部門26催事を繰り広げる。60回目の節目を迎えた今回は12月14日まで、県民の優れた芸術文化活動の成果を約2カ月半にわたり、発表・展示する。
県芸術祭は1966年、総合芸術の祭典として始まった。以来、一度も途切れることなく継続し、県民の間で親しまれている。県、県教育委員会、茨城文化団体連合、いばらき文化振興財団、県教育財団、茨城新聞社が主催。
開会式で、大井川和彦知事は「記念すべき60周年の芸術祭を、皆さまの力でしっかりと成功に導いてまいりたい」とあいさつ。能島征二県芸術祭副会長は「これからも、頑張って県の芸術文化の振興のために努めたい」と誓った。
続いて、主催者らがテープカットを行い、幕開けを祝った。