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100号超、迫力の大作 森田氏ら13人46点 茨城・筑西

森田茂氏の大作「黒川能(石橋)」=筑西市丙
森田茂氏の大作「黒川能(石橋)」=筑西市丙


多くの公募展で出品できる絵画の最大サイズ、100号-。その限界サイズに焦点を当てた、しもだて美術館の企画展「大作絵画の世界 芸術家たちの情熱」が4日、茨城県筑西市丙の同館で開幕する。同館所蔵の100号超の大作を中心に紹介し、洋画家で文化勲章受章者、森田茂氏(1907~2009年)の作品をはじめ、市にゆかりのある作家13人が情熱と時間を注いだ迫力の46点がそろう。200号の特大画や全長約13メートルの組み作品も登場する。

市誕生20周年記念事業の一環で、3日に内覧会が開かれた。100号は1辺の長さが最長1メートル62で、人の背丈ほどの作品がずらりと並ぶ。

森田氏が手がけた最大サイズの200号を誇る「黒川能(石橋)」は、山形県庄内地方に伝わる郷土芸能「黒川能」を題材とした代表作の一つ。水彩画家の柳田昭氏(1948~2012年)の「饗宴(きょうえん)」は、100号のパネルを7枚組み合わせた全長約13メートルの力作で、稲わらを重ねた「わらぼっち」のある田園風景が描かれている。

同市に長く滞在した日本画家、岩淵芳華氏(1901~56年)の「春ノ海」は、西洋画の影響で鮮やかな色合いが目を引きつつ、間近では日本画の特徴を示す岩絵の具の輝きが見られる。同館学芸員の篠木崇史さん(31)は「作品から離れてから近寄って見ると、表面の質感など作品の見え方が違う」と説明した。

同展は12月7日まで。11月16日には展示された作家のうち、森田氏に師事した洋画家で、はにわを生涯のテーマとする飯泉俊夫氏のギャラリートークがある。問い合わせは同館(電)0296(23)1601。



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