茨城・つくば市議会 旅費条例改正案 市長海外、ビジネスクラスまで 修正して可決

茨城県つくば市議会は定例会最終日の3日、本会議を開き、海外出張で市長のファーストクラスの利用を可能とする旅費の条例改正案を、ビジネスクラスまでと修正した上で、全会一致で可決した。修正案は議員が提出した。来年4月1日に施行される。
国家公務員の改正旅費法が本年4月1日に施行されたのを踏まえ、市は同定例会初日の9月2日、本会議に市職員旅費条例改正案を提出。これまでは、市長が海外出張の際に利用する航空機の運賃はビジネスクラスまでだったが、市はファーストクラスまで利用できる内容で提案した。
審議を付託された総務文教委員会は17日、議員から「わざわざファーストクラスまで乗れるような議案にするのは市民感情として到底理解されない」などと反対意見があり、同案を賛成少数で否決していた。