茨城県内外の将棋愛好家で競う第45回茨城新聞社杯争奪将棋大会(日本将棋連盟県支部連合会、茨城新聞社主催)の決勝大会が5日、同県ひたちなか市東石川のワークプラザ勝田で開かれ、埼玉県蕨市の会社員、上村友大さん(27)が初優勝した。上村さんは「小学生時代から出場している思い入れの深い大会なので、優勝できて本当にうれしい。来年も出場して2連覇を目指したい」と喜びを語った。

決勝大会には、県内4地区の予選でベスト8に入ったアマチュア棋士32人が出場。1局の持ち時間15分、1手30秒未満で指し、5対局で争った。

決勝戦は4戦全勝同士の上村さんと同県牛久市の会社員、井上敏宏さん(33)が対局。101手の末に勝利を収めた上村さんは「AIなどで研究を重ねてきた成果が出た。決勝では想定していた展開に持って行くことができ、厳しい攻めをしのいでうまく逆襲できた」と振り返った。

3位以下の入賞者は次の通り。(敬称略)

③美馬和夫④青木翔⑤竹中健一⑥箕輪悟史⑦野中卓⑧山本理久⑨山下祥⑩岡本和哉