ニセ電話詐欺 牛久の男性、暗号資産7100万円と現金900万円被害 茨城

茨城県警は6日、同県牛久市、自営業、男性(69)が警察官を名乗る男らに暗号資産約7100万円相当と現金900万円をだまし取られたと発表した。県警はニセ電話詐欺事件として調べている。
県警組織犯罪対策1課によると、男性方に9月9日、佐川急便を名乗る電話があり、「北海道に現金を送りましたか」と確認された。電話を代わった北海道警を名乗る男にLINE(ライン)に誘導され、ビデオ通話で警察手帳のようなものを示されて「あなたの口座が詐欺の振り込み先になっている」「預金を調べる」などと言われたことから、同11日と同22日の2回にわたって現金計900万円を指定された口座に振り込み、同19日には暗号資産約7100万円相当を指定アドレスに送信した。男性は相手と連絡が取れなくなったことをきっかけに被害に気付いた。