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決勝初「下妻対決」沸く 市民が熱い声援 関東高校野球茨城県大会 

(右)盛り上がる下妻二高の応援席、(左)声援を送る下妻一高の応援席=ひたちなか市新光町
(右)盛り上がる下妻二高の応援席、(左)声援を送る下妻一高の応援席=ひたちなか市新光町


第78回秋季関東高校野球茨城県大会決勝が6日、同県ひたちなか市新光町のひたちなか市民球場で行われ、同県下妻市内の県立下妻一高と県立下妻二高が対戦した。春夏秋を通じ、高校野球県大会の決勝で県西地域のチーム同士が対戦するのは初めて。前例のない「下妻対決」に、選手の保護者などは観客席で大いに沸いた。同市の菊池博市長も駆け付けるなど、関東大会出場を決めた両校の熱戦を多くの市民が熱いまなざしで見守り、声援を送った。

両校は約500メートルの距離にあり、交流試合を行うこともある。応援席から仲間に声援を送った下妻二高の野球部2年、藤倉隆慎さん(16)は「チームの雰囲気も似ていて身近なライバル。絶対に勝ちたい」とメガホンをたたいた。

下妻一高にとっては初の決勝の舞台。同校OB会の新井淳一会長(80)は、進学校であることを踏まえ「まさに文武両道。うれしい」と笑顔を見せた。

同校応援団の大久保敦彦顧問(41)は、同校出身で在学時も応援団に所属。初の関東進出を「こんなこと生きている間に二度とない」と喜ぶ。高校生の団員は修学旅行などで球場に来られなかったため、スタンドでは同校付属中の団員12人が声を張り上げた。

応援団がない下妻二高は、保護者らが笛を鳴らしたりメガホンをたたいたりして熱い声援を送った。古沢流維投手(2年)の父、武夫さん(48)は、試合を終え、「閉会式で両校が並んでいるのが感慨深かった。関東大会でも下妻旋風を巻き起こしてほしい」と期待を寄せた。井上泰雅中堅手(2年)の父、真さん(51)は「地元はすごく盛り上がっている」と笑顔を見せた。

同県下妻市、個人事業主、菊地裕子さん(47)は、ラーケーションを利用し、息子の中学2年、應介さん(13)と試合を観戦。「地元住民としてはどっちが勝ってもうれしい。目が離せなかった」と興奮気味に語った。同市教委によると、市内の小学生1人、中学生5人がこの日の試合を見るためにラーケーションを利用した。

試合を見守った菊池市長は「関東大会では一試合でも多く勝って選抜に選ばれてほしい。これを契機に下妻が全国的に有名になればうれしい」と願った。



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