水戸にリメイク車専門店 中古車、好みにカスタム 色や内装こだわり反映 「ガリバー」新ブランド 茨城

中古車販売店「ガリバー」を展開するIDOM(イドム、東京)は、リメイク車両を専門に販売する新ブランド「リメイクカーズ」を立ち上げた。1日、茨城県水戸市のイオンモール水戸内原内に第1号店をオープンさせ、リメイク車を新車、中古車に続く「第3の選択肢」として広めようとしている。
同社によると、近年DIYやリノベーション文化が浸透している一方で、中古車市場では流通やコストの制約があり、車体色や内装などの細部に所有者のこだわりを反映させるのは難しかった。同社は新事業により、車選びの自由度を高められると強調する。
購入者はベースとなる車をガリバーブランドが保有する中古車の在庫約2万9000台超(1日現在)やオークション会場から選んだ後、好みの車体色や内装にリメイクする。パッケージは「レトロ」か「アウトドア」のテーマから選択し、タイヤ、ディスプレイなどのオプションパーツも豊富に取りそろえる。
リメイク費用はパッケージ化し、初めての利用でも安心してカスタムを楽しめるようにした。店舗では順次、実際のカラーコードやシートカバーのサンプルのほか、要望を聞いて作製するカラーイメージを画像で確認できるようにする。
第1号店は県内や近隣県から多くの人が訪れるショッピングモール内の出店であることから、家族連れで来店しやすい店舗づくりを意識。温かみのある素材で統一した。吉田圭汰店長は「今までにない車をつくる楽しさを伝えられるような提案をしていきたい」と話した。
第2号店は8日に宮城県の「イオンモール仙台上杉」内にオープンする。同社は2店舗での利用者の反応を参考にし、今後の展開を検討するとしている。