坂東コミバス 装い一新 6ルート運行 車体に「ごじゃカル」 茨城

茨城県坂東市のコミュニティバス「坂東号」の車両が新しくなり、ラッピングデザインも一新された。車体には同市在住の漫画家「豚もう」さんの作品「茨城ごじゃっぺカルテット」のキャラクターが描かれ、5日に岩井商店街で開かれた「ばんどう応援(えーる)市」でお披露目された。
茨城ごじゃっぺカルテットは、小学館の漫画アプリ「マンガワン」で2020年から23年3月まで連載された。東京から同市に引っ越した女子高生と友人4人が繰り広げる学園コメディー。今回特別に描き下ろしたイラストが使用されている。
車体の色は漫画の単行本を基に、1台は第1巻で使われた黄色とオレンジ、もう1台は第2巻の青とピンクがベースとなっている。前後左右にキャラクターが描かれ、側面には漫画にも登場したミニバイクに乗る4人が描かれている。ほかに特産のネギや県自然博物館など、同市を象徴するモチーフがステッカー風にちりばめられている。
バスは29人乗りで、乗降や車内での移動が楽なノンステップ方式。市内6ルートで運行され、公共施設、医療機関、福祉施設、商業施設などを巡回する。1回乗車につき100円で利用できる。
市は「見て楽しく、乗って便利な坂東号をぜひ利用してもらえれば」と話している。