安全安心の地域社会実現へ 水戸で茨城県民大会

11日から始まる全国地域安全運動に合わせ、「第47回地域安全茨城県民大会」が10日、同県水戸市千波町のセキショウ・ウェルビーイング福祉会館で開かれ、県内の防犯ボランティアなど約300人が参加し、安全で安心して暮らせる地域社会の実現を誓った。
同大会は県、県警、県防犯協会主催。地域の防犯活動に尽力した団体や個人が表彰された。「地域安全ボランティア団体」に選ばれた神栖地区防犯協会女性部の水沢麻美さんが、代表して大会宣言を行った。
川又幹夫県防犯協会理事長は「地域安全運動を県民総ぐるみの運動と捉え、実効のあるものとして展開していきたい」とあいさつ。石崎宏文県警生活安全部長は、県内の刑法犯認知件数が2021年以降増加に転じていることや、ニセ電話詐欺など身近な犯罪が増加していることに触れ「地域の防犯活動のけん引役として、取り組みに一層の尽力を」と協力を呼びかけた。