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ダイヤマーク、動画で啓発 水戸市が公開 横断歩道予告 車両停止率向上へ 茨城

信号のない横断歩道を予告するダイヤマーク(右)=水戸市笠原町
信号のない横断歩道を予告するダイヤマーク(右)=水戸市笠原町


信号のない横断歩道での車両停止率が全国下位に低迷する茨城県の交通マナー向上に一役買おうと、同県水戸市は「ダイヤマーク」の啓発動画を作成した。同マークは横断歩道があることを予告し、注意を促すひし形の標識。ドライバーなら一度は覚えたことがあるマークを再認識してもらい、停止率を上げ、市民・歩行者の安全につなげる。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開し、市内の自動車学校の待合室でも流れる。

動画のタイトルは「ダイヤマークってなんだっけ?」。男性が視力検査を受けている場面から始まり、検査表に突然、同マークが表示され、意味が解説される。映像は約1分間。9月19日から公開している。

作成した同市市民協働部生活安全課の鴨志田創副参事は「意識していない人や忘れている人が多い」とダイヤマークに注目。「横断歩道で止まってくれなかったと、嫌な経験をする歩行者を減らしたい」と思いを語る。

同市はこれまでも、歩行者が手を上げてドライバーに横断の意思を示すことを呼びかける「横断歩道とまっ手みと作戦」を展開。新たに啓発動画で交通マナーや停止率の向上を目指す。

日本自動車連盟(JAF)が2024年に行った調査によると、茨城県の信号のない横断歩道での車両の停止率は35.2%で、全国ワースト4位だった。ワースト5位だった23年の27.6%からは上昇したが、依然として低迷している。

動画は昭和自動車学校(同市千波町)の教習の待合室でも公開中。市内の県自動車学校、水戸第一自動車学校でも、順次公開される予定だ。

同校で実際に動画を見た教習生の男性(22)は「自宅付近にも信号のない横断歩道がある。(免許取得後も)止まるよう心がけたい」と気を引き締めた。

同校の中野圭取締役はダイヤマークや横断歩道での停止の意識付けについて「座学だけでは足りないこともある」とし、「(教習生やドライバーなどに)啓発する手段が増えるのはありがたい」と動画の効果に期待を寄せた。



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