愛飲家、酒蔵見学や利き酒楽しむ 古河で蔵開きイベント 茨城

酒造りに携わる杜氏(とうじ)らの職人が酒蔵に集まる「蔵入り」の時期に合わせ、蔵開きイベントが13日までの2日間、茨城県古河市本町の青木酒造で開かれた。首都圏のほか遠くは鹿児島までの計約200人が参加し、酒蔵の見学や利き酒を楽しんだ。
同酒造は同市唯一の日本酒の蔵元で1831(天保2)年創業。代表銘柄の「御慶事」などを製造、販売する。イベントは2023年から始まり3回目。2日目は杜氏の箭内和広さんが酒蔵を案内し、こうじ造りといった酒造りの工程を解説、利き酒クイズを行った。参加者は顔を赤らめながら4種類の酒を飲み比べた。
神奈川県川崎市から訪れた大岩達也さん(77)は「利き酒は外しちゃったけど、みんなで楽しめた」と笑顔を見せた。同酒造の青木善延常務は「茨城県内外の皆さんにお酒や古河の良さをぜひ知ってほしい」と話した。