路上で暴れる男性、警察官4人で制止 容体急変し搬送先で死亡 茨城・阿見

16日午前5時5分ごろ、茨城県阿見町若栗の路上で、「男が暴れている」と近隣住民から県警牛久署に通報があった。県警牛久署員が現場に駆け付けると、近くに住む無職、男性(39)が怒声を上げ暴れながら署員に近づいてきたため、取り押さえたところ、容体が急変。現場にいた救急隊が男性を同県つくば市内の病院に搬送したが、死亡が確認された。県警は司法解剖し死因の特定を急ぐ。県警生活安全総務課は同署員の対応について、「警察官職務執行法に基づいて対応した」とし、保護要件を満たしていたとしている。
同課によると、通報で現場に向かった署員は5人。当時、男性は署員らに平手打ちをしようと近づいてきたという。男性が制止に応じないことから、保護のため署員4人が男性をうつ伏せの状態にし、手錠をかけて取り押さえたという。
消防によると、男性は取り押さえられた際に意識を失い、搬送時は心肺停止の状態だった。