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秋季関東高校野球 茨城県勢〝下妻旋風〟起こせ  18日開幕

14年ぶり4度目出場の下妻二=ひたちなか市民
14年ぶり4度目出場の下妻二=ひたちなか市民
初出場の下妻一=ひたちなか市民
初出場の下妻一=ひたちなか市民


来春の第98回選抜高校野球大会(来年3月19日開幕・甲子園)につながる第78回秋季関東高校野球大会は18日、山梨県の山日YBS球場と富士北麓公園野球場で開幕する。甲子園出場が有力となる4強以上を目指し、7県の代表15校(開催県の山梨は3校)がしのぎを削る。

茨城県からは、1位の下妻二が14年ぶり4度目、2位の下妻一が初出場。初戦は下妻一が大会初日の18日午後0時半から富士北麓公園野球場で浦和学院(埼玉2位)と、下妻二は第2日の19日午後0時半から同球場で駿台甲府(山梨3位)と対戦する。県大会決勝で初の「下妻対決」を果たした両校。関東で〝下妻旋風〟を巻き起こせるか。

準々決勝は20、21日、準決勝は25日にあり、決勝は26日午前10時に行われる。

■下妻二 粘投派のエースが鍵

下妻二が17年ぶりの県王者として関東大会出場を決め、17年ぶり2度目のセンバツ出場へ闘志を燃やす。守備に重きを置くチームで、県大会(5試合)のチーム防御率は0.84。チーム打率は3割1分6厘と、投打でまとまりがある。県大会決勝では県西予選で敗れた下妻一に快勝し関東へ乗り込む。

チームの鍵を握るのはエース鶴見。130キロ台の打者を押す直球と、変化球で打ち取ってリズムをつくる粘投派。県大会防御率は0.53と安定感がある。県大会では初戦の完封含む3戦を完投し成長を実感したという殊勲者は「チームを勝たせるエース」を目標に掲げる。関東大会に向けても「初回から守備で流れをつくりたい」と気合十分だ。

打線は県大会では尻上がりに調子を上げた。県大会打率5割5分の4番小島は打撃センスが光り、勝負強い。下位打線ながら県大会でチームトップの9打点を記録した伊藤も頼もしく、どこからでも好機をつくり得点する打線のつながりが光る。県大会準決勝で勝ち越し打を放った木村主将は守備に重点を置きつつも、「自分たちの打撃をすれば点は取れる」と自信をのぞかせる。

初戦の相手は山梨3位の駿台甲府。193センチの長身右腕・河崎を筆頭に、右腕の三枚看板が手ごわい存在だ。下妻二は少ない好機を仕留められるかがポイントになりそう。17年ぶりの春の聖地を目指し、木村主将は「初回から無失策で自分たちの流れに持っていく」と守り勝つ覚悟を示す。

■下妻一 終盤の勝負強さ光る

初出場の下妻一は終盤の勝負強さが光る。県大会は決勝こそ敗れたが、初戦で霞ケ浦に延長十回タイブレークの末競り勝つと、勢いに乗って関東切符を手にした。初の関東の次に目指すのは初の甲子園出場だ。

エース市村は県大会で準決勝までの4試合を一人で投げ抜いた鉄腕で、絶大な信頼を持つ。試合中の修正力が高く、要所を締める投球が持ち味。市村自身も県大会で「自分の投球スタイルを確立できた」と手応えを示し、関東に向けても「内野ゴロと外野フライを量産して、いつも通りやっていく」と気負いはない。

打線は好機を仕留める勝負強さがあり、県大会準決勝では四回に一挙6得点を挙げ主導権を握った。打線はリードオフマンで県大会5打点の荒川主将、県大会打率4割に加え守備でも存在感を示した二塁手・野口ら上位が頼もしい。靏見和輝監督が「人間的に信頼できる」と太鼓判を押し、1年生ながら主将を務める荒川は「自分からプレーで見せていかないといけない」と、背中でも引っ張る。捕手としても強気のリードに期待。

初戦は春夏通算26回の甲子園出場を誇る浦和学院(埼玉2位)。埼玉県大会を継投で戦い抜き、投手層が厚い。制球よく変化球を投じるエース伊藤は要注意だ。打線もチーム打率3割8分3厘と好調で、下妻一はいかにエース市村が最少失点で粘れるかが鍵を握る。「(決めごとを)徹底する力なら負けていない」と荒川主将。チーム戦術をぶらさず、勝利を重ねて聖地を目指す。




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