五十嵐建設が事業停止 負債2億2300万円
帝国データバンク水戸支店は17日、内装工事業の五十嵐建設(茨城県水戸市)が10日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したと発表した。負債は約2億2300万円。
同社は1882年創業。ゼネコンやビルメンテナンス業者などからの受注を基盤に、県全域でJR関連施設や学校、警察署など大型施設を中心とした内装工事や大工工事、造作工事を手掛け、1998年6月期の年売上高は約5億3500万円を計上していた。
だが、中核メンバーの独立や退職で人手不足が深刻化。十分な営業活動が行えず、2025年6月期の年売上高は約1億800万円まで減少した。有利子負債が年売上高を大きく上回ったことから、事業継続を断念した。