茨城・鉾田市長選告示 現新2氏、新庁舎・公共施設建設で論戦
任期満了に伴う茨城県鉾田市長選が19日告示され、新人で元鉾田市議の井川茂樹氏(74)、3回目の当選を目指す現職の岸田一夫氏(69)=いずれも無所属=の2人が立候補した。市役所新庁舎・公共施設の建設を争点に選挙戦へ突入した。投開票は26日。
井川氏は午前10時から同市樅山の農産物直売所周辺で出陣式。鉾田市議や支援者ら約500人が駆け付けた。井川氏は新庁舎建設を「市民の声を聞かずに進めてきた」と問題視し、計画の見直しを主張。農業の再生と発展、中高生への通学費補助などを掲げ、「皆さんとともに鉾田をつくっていきたい」と呼びかけた。
岸田氏は午前10時から同市塔ケ崎の商業施設周辺で出陣式。自治体首長や県議ら約900人を前に「新庁舎整備では、公民館やホールなど13の施設機能を集約する。これは100年先を見据えた事業」と整備の必要性を強調。0~2歳児の保育料無償化、道路整備などを行い、「夢ある鉾田市にしたい」と訴えた。
投票は26日午前7時から午後6時まで市内21カ所で行われ、同7時半から徳宿の市生涯学習館スポーツクライミングセンターで開票される。有権者数は3万6888人(18日現在)。
■鉾田市長選立候補者(届け出順)
井川茂樹(いがわ・しげき) 74 無新
【略歴】農業、保護司。[元]市議当選5回、旭村議当選2回。県立農業大学校卒。箕輪。
【公約】市役所新庁舎建設計画のいったん見直し、3カ月の水道基本料金の免除、エアコン設置費の助成など
岸田一夫(きしだ・かずお) 69 無現(2)
【略歴】鉾田大洗広域事務組合管理者。[元]鉾田消防署長、市議当選1回。亜細亜大卒。鉾田
【公約】新庁舎・複合施設の整備、0~2歳児の保育料無償化、農産物のブランド強化と海外販路拡大など
年齢は投票日現在。()は当選回数。略歴は、現職、元経歴、学歴、現住所。












