高市内閣発足 与党「まずは第一歩」 野党「物価高対策を」 茨城県国会議員
高市早苗新首相が21日、誕生した。与野党の茨城県関係国会議員は「第一歩だ」「まずは物価高対策だ」などと気持ちを新たにした。
自民党の梶山弘志氏(衆院茨城4区)は党国対委員長として日本維新の会との連立合意に尽力し、高市新首相の誕生を後押しした。「まずは第一歩だ。これからしっかりと国会運営をやっていかなければならない。緊張感がある」と話した。
同党の永岡桂子氏(衆院比例北関東)は、会長を務める党母子寡婦福祉対策議連の会員である高市氏に「議連に来られなくても積極的に意見を出してくれた。ひとり親家庭政策の充実に期待したい」と望んだ。
党総裁選の決選投票で高市氏に投じた葉梨康弘氏(衆院茨城3区)は「自民党らしく、国民に寄り添って安定感と信頼感があり、芯の通った政治を進めてほしい」と求めた。
立憲民主党県連代表の青山大人氏(同6区)は「まずはガソリンの暫定税率廃止などさまざまな物価高対策をすべきだ。その後に議員定数削減の国会論戦に臨みたい」と意気込んだ。
国民民主党県連代表の浅野哲氏(同5区)は「ガソリン高や物価高に関しては対決より解決で全面的に協力する」と強調。一方で、自民党の政治とカネを巡る問題は未解決だとして「政治資金の問題を前進させることが政権の責務だ」と注文した。
参政党の桜井祥子氏(参院茨城)は「高市氏と参政党はメガソーラー反対や外国人の受け入れ見直しなど、近い政策がある。共通部分は応援し、異なる部分は意見を言う」と話した。
衆院会派「有志の会」の福島伸享氏(衆院茨城1区)は首相指名選挙で、同会派代表の吉良州司氏に投票。「企業団体献金の規制強化で自民党と一致点を見いだせなかった」と述べた。
無所属の中村勇太氏(同7区)は首相指名選挙で高市氏に投じた。19日に高市氏から電話で投票依頼があったと明かしつつ、「それは関係ない。選挙制度改革をするために比較第1党の自民党に投票すると決めていた」と説明。高市氏とは現行の小選挙区比例代表並立制に問題があるとの認識で一致したという。












