日立市「ファンクラブ」始動 イベントで会員募る 茨城
茨城県日立市を応援する人を会員にする「ひたちファンクラブ」が発足した。市は交流サイトの公式LINE(ライン)を開設して会員募集を続けており、会員同士の交流や情報共有・発信を進める。11月以降には関連のワークショップやさまざまな催しも充実させ、関係人口を広めていく考えだ。
ファンクラブは12日、正式に発足した。同市幸町の日立シビックセンター新都市広場で開かれた音楽の祭典「ひたち秋祭り」の会場の一角に、PRコーナーが設けられた。市や運営を受託した一般社団法人のメンバーなどがラインの会員を募集。市内外の親子連れや若者が「友だち」登録した。これまでの登録者は1552人(16日日現在)。
登録者には買い物や施設で使える特典クーポンを配布。動物園や工作体験といった施設入場や飲食店での買い物に使える。
ファンクラブは11月2日、ワークショップを実施。来年1月には「ひたち万博」と銘打った関連イベントを市役所大屋根広場で開く。
ファンクラブ運営に携わるデザイナーの佐藤千織さんはワークショップ「ひたちのミカタ情報発信部」を担当する。千葉県から来て日立市の魅力を知ったといい、「街の良さを発信するチームにしたい」と意気込む。移住コミュニティー団体「playful(プレイフル)」の高梨里美副代表も「楽しい街なので、幅広く市民や日立市を好きな人たちを巻き込んでいきたい」と話した。












