生徒にわいせつ行為 茨城県立高の29歳教諭を懲戒免職 「性的欲求抑えきれず」 県教委

勤務先の茨城県立高の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、県教育委員会は23日、男性教諭(29)を懲戒免職処分にした。処分は同日付。県教委は被害者が特定される恐れがあることなどを理由に、学校名や教諭の氏名を非公表としている。
県教委高校教育課によると、男性教諭は7月の夏休み期間中、自身が顧問を務める部活動に所属する女子生徒に対し、同意なく正面から抱きしめた後、膝の上に座らせてキスをするなどした。部活動中、2人きりの際に行為に及んでいた。
県教委の聞き取りに対し、男性教諭は「落ち込んでいるように感じ、安心させたい思いから抱きしめた。性的欲求が抑えられなくなった」と話したという。
夏休み明けに、女子生徒が担任教諭に相談したことで発覚。県警には被害届が提出されている。
県教委は指導監督に適正を欠いたとして、校長を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。