子どもの絵、あんどんに 11月8日、まつりで公開 茨城・常陸太田
「第18回行灯(あかり)の赤レンガと銀杏(いちょう)まつり」が11月8日、茨城県常陸太田市西河内下町の国登録有形文化財「旧町屋変電所」周辺を会場に開かれる。「河内の文化遺産を守る会」(和田克男会長)が地域の活性化と歴史的建造物の保存活動の一環として実施する。田畑に並べたあんどん約800個を点灯させ、イチョウの木のライトアップやひょうたんランプの展示も行う。
あんどんに使われる手描きの絵は同市立機初小の児童が描いた約230枚のほか、今回初めて同県日立市の諏訪かおる幼稚園の園児が約70枚を寄せた。和紙にアニメのキャラクターや季節の野菜、秋の行事などがカラフルに描かれている。
あんどんへ加工する作業は20日、同変電所内で行われ、守る会のメンバー10人が手分けして取り組んだ。和紙4枚を木工ボンドを使って丁寧につなぎ合わせ、四角すいの状態に仕上げた。イベント当日に竹で作ったあんどんに付けられ、会場入り口になる滑入橋(なめいりばし)から同変電所までの通路に飾り、来場者の足元を照らす。
和田会長は「準備は順調が進んでいる。イベントに足を運んでもらい、里川の流れの音を聞きながら、ろうそくの揺らぐ景色を見てもらって町屋の良さを少しでも感じてもらえればうれしい」とアピールする。
当日は午後3時半~8時点灯予定。












