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6年ぶり西塩子の回り舞台 農村歌舞伎に喝采 茨城・常陸大宮

大勢の観客の前で「白浪五人男」を演じる常陸大宮市立大宮北小の児童たち=25日、同市北塩子の塩田地区センターグラウンド
大勢の観客の前で「白浪五人男」を演じる常陸大宮市立大宮北小の児童たち=25日、同市北塩子の塩田地区センターグラウンド


茨城県常陸大宮市塩子地区に伝わり、現存する日本最古の組み立て式歌舞伎舞台「西塩子の回り舞台」の公演が25日、同市北塩子の塩田地区センターで6年ぶりに開かれた。竹と木材500本で組んだ勇壮なアーチ型屋根の下に舞台が設置され、住民らは農村歌舞伎を熱演。詰めかけた多数の観客から拍手や喝采が湧き起こった。

西塩子の回り舞台は、江戸時代後期の舞台道具などが残り、県の有形民俗文化財に指定されている。1945年を最後に中断していたが、地域住民らでつくる保存会が97年に復活させ、3年に1度開かれてきた。2020年以降のコロナ禍や会員の高齢化で延期されていたものの、今回はクラウドファンディング実施やボランティアらによる支援で開催にこぎ着けた。

この日は時折雨が降る中、地元・大宮北小の児童や地域住民らによる「西若座」が、歌舞伎の舞踊や人気演目を堂々と演じ、拍手と、多くの「おひねり」を受けていた。

初めて訪れたという同市の菊池美知彦さん(65)は「素晴らしい。伝統をずっと続けてほしい」と期待を寄せた。



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