受刑者手作り品販売 3000点ずらり 水戸刑務所で矯正展 茨城・ひたちなか
受刑者が手作りした刑務作業製品などを展示販売する「第60回水戸矯正展」が25日、茨城県ひたちなか市市毛の水戸刑務所で開かれた。塀の中の見学ツアーも開かれ、来場者は受刑者の更生や社会復帰に向けた取り組みに触れた。
水戸刑務所の収容定員は564人。再犯者など刑期10年未満の男性受刑者がいる。会場には木工家具や布製品、せっけんなど全国の施設で作られた約3000点の手作り製品が並び、従来の懲役や禁錮を一本化した「拘禁刑」を解説するパネル展示やステージ企画もあった。
所内ツアーの参加者は、高さ約4メートルの塀に沿って中に入り、金属加工や商品の袋詰め作業などを行う各工場を見学。刑務官は、受刑者が3畳ほどの単独室で生活していることや、運動は1日30分単独で行われることなども紹介した。
都内から訪れ、所内を見学した長尾優真さん(26)は「年齢など受刑者の特性に応じていろいろな刑務作業の内容があると分かった」と話していた。












