《みと・まち・情報館便り》仏人視点、茨城の魅力語る セイフェンさん「里山に引かれる」
フランス北部出身で、2021年9月から茨城県の国際交流員を務めているジャワ・セイフェンさん(25)が、同県水戸市南町2丁目の茨城新聞みと・まち・情報館で講演し、「あまり人がいない、身近に自然がある里山の特別感などにフランス人は引かれると思う」と茨城の魅力を語った。
セイフェンさんは「もし、フランスから友人や親戚が来県したら」という想定で、茨城県内の案内プランを考え紹介。「僕は登山が趣味。自然が好きなので、まず、大子町を訪ねる。昔ながらの旅館、地元の食材を使った和洋食や温泉は、日本文化を感じることができる、すてきな空間」と強調した。竜神大吊橋(常陸太田市)、御岩神社(日立市)、高戸小浜(高萩市)などを巡れば「山と海、両方が身近に感じられ、特別感いっぱい」と続けた。
偕楽園や好文亭(水戸市)では「歴史が学べる。街と自然がいい感じに融合した、フランスにはないまちづくりに触れられるのもいい。フランス人は、特別な空間で、のんびりしたり、人生について考えたりするのが、そもそも好き」と話した。
市内から訪れた美留町美雪さんは「茨城の良さを再発見した。今日話題になった所に、改めて行ってみたいと思った」と感想を語った。












