26年春の茨城県立高入試 全日制1万7150人募集 少子化影響で80人減 外国人特例選抜は大幅増
来春の県立高入試で、県教育委員会は30日、学校・学科別の募集定員を発表した。全日制は84校1分校149学科で計1万7150人を募集する。少子化などの影響を踏まえ、今春に比べ80人減少した。増加傾向にある外国籍生徒に対応するため、外国人特例選抜による募集定員は今春に比べ154人増やした計438人とした。
県教委によると、来年3月の県全体の中学校卒業者数は推計で今年3月と比べ637人減の2万4555人。その後も減少を見込んでいる。今春入学では全日制で計1529人の欠員が発生していた。
来春入学は全日制で2学級減(1学級40人)。学級減となる高校は、高萩清松高の総合学科と笠間高の普通科でそれぞれ1学級ずつ減らす。入学者数が少ない状況が続き、欠員も出ていることなどが理由だ。
定時制は計960人、通信制は計320人の募集でそれぞれ今春から変更はない。
外国籍生徒の増加に対応するため、日本語指導など支援を充実させた県立高の「重点校」を増やすのに伴い、外国人選抜を大幅に増やす。重点校は現在の石下紫峰と結城一に加え、来春からは大洗▽神栖▽江戸崎総合▽坂東清風-の計4校が追加され、重点校での同選抜による募集は各校40人となる。
特色選抜による募集は全日制・定時制合わせ1773人、帰国生徒特例選抜は222人。












