空舞うパラモーター 航法や精度得点競う 那珂で全国大会 茨城
パラモーターの日本選手権が2日、茨城県那珂市戸の那珂西リバーサイドパークで始まった。13人の選手が風を読みながら複数の課題をこなして得点を競い、世界選手権出場の切符を争った。NPO法人日本パラモーター協会主催。3日まで。
茨城県開催は、常陸太田市で2023年に行われて以来、2度目。選手はプロペラ付きのエンジンを背負って滑走路を助走し、ふわりと離陸すると、徐々に高度を上げて大空を舞った。
競技は事前に申告した速度で飛ぶ「航法」のほか、「精度」や「燃費」の各課題で得点を競う。今回のコースでは、追い風なら時速70~80キロ、山あいなら高度1500メートルまで上昇する。
大会誘致に尽力した県内の愛好家団体「PPG久慈クラブ」の会沢和則会長=那珂市=は、パラモーターについて「気流をつかめば燃料を使わずに飛ぶこともできる」と醍醐味(だいごみ)を語った。












