報道の役割探る テレ朝・大越さんら議論 筑波大でジャーナリストカフェ 茨城
									報道の役割や在り方を考える「ジャーナリストカフェin筑波大学」(茨城新聞社共催)が2日、茨城県つくば市の筑波大で開かれた。テレビ朝日「報道ステーション」キャスターの大越健介さんら第一線のジャーナリストが登壇し、取材の裏側や正確な情報を伝える工夫などを語った。
学生を含む約150人が参加。前半は大越さんと元日本経済新聞政治部長でテレビ愛知専務の丸谷浩史さんが「メディアの矜持(きょうじ)」をテーマに対談した。
誰でも情報が発信できるSNS(交流サイト)が、新聞やテレビなどの「オールドメディア」と比較されることに、大越さんは「マスメディアは時代の記録者。いつも歴史の新しい一ページ目を書いている」と指摘。チームを組んだ番組作りをしており、正確な情報提供に努めているとした。
丸谷さんもデジタル空間のSNSとは一線を画す存在だとし、「記者の仕事がなくなることはない」と語った。
後半は現役記者ら4人が加わり、参加者の質問に答える形で進行。朝日新聞の中田絢子記者は「読者の目も厳しくなっている。専門性を高めるなど記者のスキル向上が重要」と話した。
茨城新聞デジタル編集担当の安ケ平絵梨記者はネットメディア向けの記事配信について説明。筑波大学新聞編集代表の鴨志田公男教授は「新聞業界は部数が落ちている。読む人が少なくなる中、読者にどう届けるか考えないといけない」と問題提起した。
                    
                                            
                        
                        









