豆力士「のこった、のこった」 子供の成長願い、鹿島神宮で相撲祭 茨城
茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(東俊二郎宮司)で3日、子どもたちの健やかな成長を願って奉納する恒例の「相撲祭」が開かれた。本宮前斎庭の特設台に土俵(直径約2メートル)が設けられ、参拝客が見守る中、0~9歳の豆力士33人が取組を披露した。
相撲祭は、宮中の各地区が毎年持ち回りで奉仕している。今年は新町が年番を務めた。化粧まわしを着けた子どもらは、介添え役の大人に支えられながら「のこった、のこった」のかけ声に合わせて土俵内を回った。笑顔で相手と向き合う子がいる一方、泣き出してしまう子も。習わしで勝敗は決めずに引き分けとし、取組が終わると参拝客は温かな拍手を送った。
長女の叶愛ちゃん(生後6カ月)が参加した同市の大久保光輝さん(26)は「娘が大きく育ってくれれば」と願った。












