ポップ交換、本好き広がれ 6図書館と書店連携 読む楽しさに出合って 茨城・水戸
「読書離れ」が進む中、本好きを増やそうと、茨城県水戸市内の図書館6館と書店6店がそれぞれ本のポップを作り、交換して掲示する。これまで主に書籍の売買でしか交流がなかった両者だが、全国的に書店が減少する中で連携方法を模索している。市や書店員は「本を読む楽しさに出合ってほしい」と願う。9日まで。
司書と書店員が選んだ本は、絵本や図鑑、小中学生から大人向けの小説などさまざま。「常陸国風土記」や芥川龍之介の「羅生門」もある。ポップには本の魅力を詰め込んだ。
市立中央図書館の柳橋敬子さんによると、これまで書店との交流は、書籍の売買以外にほぼなかった。国が昨年、書店の支援に乗り出したのを機に、同館も市内書店との連携を模索。県書店商業組合水戸支部に加盟する川又書店の外商部員に相談した。同店担当者は「前々から図書館と何かやりたかったが、官民連携を書店側からお願いするのは難しかった」と明かす。ほかの書店にも声をかけ、手始めに費用負担も少ないポップの交換を企画した。
読書離れは全国的に進んでいる。2023年度の文化庁の調査によると、約6割の人が1カ月に1冊の本も読まない。市内でも同じ傾向で、昨年度の総貸し出し冊数は114万冊で、6年前より22万冊減った。
参加した市立図書館は、中央▽東部▽西部▽見和▽内原▽常澄-の6館。書店側は、▽ブックエース茨大前店(同市堀町)▽同酒門店(同酒門町)▽川又書店県庁店(同笠原町)▽同エクセル店(同宮町)▽永井書店(同柳町)▽双葉書店外商部(同笠原町)-の6店で、いずれも同組合に加盟している。
同店担当者は「今回の企画は第一歩。立場こそ違うが、読書離れという共通の問題に向けて協力を広げたい」と強調。柳橋さんは「お勧め本が並んでいる。読書の秋に手に取り、楽しんでほしい」と話した。










