スリービー 破産手続き開始決定 負債1億1900万円 茨城
帝国データバンク水戸支店は7日、調剤薬局のスリービー(茨城県大洗町大貫町)が水戸地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は10月27日付。負債は約1億1900万円。
同社は1998年10月に設立、同町と同県ひたちなか市に門前薬局をそれぞれ1店舗展開した。市販医薬品(OTC医薬品)も扱い、2008年9月期の年売上高は約4億8600万円を計上した。
だが、14年ごろから客足に陰りが見られるようになり、売り上げが減少、21年9月期の年売上高は約2億8600万円まで落ち込んだ。薬価の下落による収益悪化も重なり、赤字決算が散見されるようになった。
同町の店舗は累積損失が拡大、その後も業績改善が見込めない状況が続いたことから、事業継続を断念。今年5月に営業を停止し、自己破産申請の準備に入った。











