冒険家ら旅語る 茨城町で体験型イベント トークやフィールドワーク 9日まで
体験型の野外イベント「ニューワールド・アウトドアズマン・フェスティバル」が7日、茨城県茨城町中石崎の涸沼自然公園キャンプ場で開幕した。9日までの3日間、トレイルランやカヤック、サバイバル飯など各種体験のほか、国内外で活動する登山家や冒険家らを招いたトークショーなどが繰り広げられる。
初開催となる同フェスは、世界各国を旅してきた作家の椎名誠さん、植村直己冒険賞を受賞した関野吉晴さんら日本を代表する登山家、冒険家、探検家らを招いた体験型キャンプイベント。過酷な旅や冒険の秘話を直接聞けるほか、涸沼湖畔でカヤックや星空観察、ナイトハイクなどのフィールドワークも楽しめる。
初日は、ロングトレイルハイキングや熱気球の体験会を実施。参加者らは涸沼周辺の大自然に触れながら、多彩な催しを満喫した。冒険の遠征計画を評価・支援する「冒険賞」の授賞式も行われ、40日間でインドネシア海峡のカヤック横断に挑む3人グループ「旅ねしあ」に、トロフィーや賞金、同町のブランド「飯沼栗」が贈られた。
野外活動家で主催者代表の大木ハカセさんは「本物のアウトドアの世界を楽しむ唯一無二のイベント。定着させたい」と意気込み、小林宣夫町長は「皆生き生きとしている。これからも同公園に足を運んでほしい」と話した。












