山あい彩るあんどん 茨城・常陸太田
「第18回行灯(あかり)の赤レンガと銀杏(いちょう)まつり」が8日、茨城県常陸太田市西河内下町の国登録有形文化財「旧町屋変電所」周辺で開かれ、田畑に並べられたあんどん約800個が山あいを彩った。
2019年の台風19号やコロナ禍で中断を余儀なくされた同まつりは、今年で再開から3年目。会場では、地元の小学生や同県日立市の幼稚園児があんどんに描いた絵画約300枚が照らされた。変電所脇にある銀杏のライトアップやひょうたんランプ展示もあり、幻想的な光景が来場者を魅了した。
「地域の明かりを消さない」との思いがつなぐ同まつり。変電所の保存活動に取り組む「河内の文化遺産を守る会」の和田克男会長は「町屋の晩秋の景色を見続けてもらえるように頑張りたい」と話した。











