【更新】茨城・神栖市長選 木内氏が初当選 得票同数、くじ引きで決定
茨城県神栖市長選は9日投開票され、無所属新人で元市議の木内敏之氏(64)が、3期目を目指した無所属現職の石田進氏(67)を破り、初当選を果たした。得票数が16724票で同票だったため、選挙会によるくじ引きで当選者を決定した。同市長選でのくじ引きは初。当日有権者は7万6130人。投票率は44.22%(前回49.35%)だった。
午後10時35分ごろ、同市知手の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、支持者から拍手と歓声が上がった。木内氏は「今でも不思議な気持ち。しかし、勝ちは勝ちであります。市民のために4年間頑張っていきたい」と喜びを語った。
選挙戦では市議や県議の応援を受け、街頭演説を重ねた。一貫して市の財政悪化を訴え、「必要なところへの予算投入はしなければならないが、急速にやりすぎた。修正する仕事を私にやらせてほしい」と声を張り上げた。このほか、救急医療体制の強化や英語教育の推進なども挙げ、支持を伸ばした。
石田氏は地域医療体制の継続強化やアレルギー対応が可能な給食調理場の整備、地場産業への支援拡充などを掲げ、市政継続を訴えたが及ばなかった。
木内敏之(きうちとしゆき) 64 元市議 無新
【略歴】市長当選1回。有限会社サガミ商事社長。[元]市議当選4回、神栖町議当選3回。県立波崎高卒。知手
年齢は投票日現在。()は当選回数。略歴は、現職、元経歴、学歴、現住所。
■神栖市長選開票結果(選管最終)
当 16,724 木内敏之 64 無新
16,724 石田進 67 無現
※得票同数のためくじ引きで決定












