J2水戸、昇格お預け サポーター「支えたい」 茨城
サッカーJ1昇格に王手をかけたJ2水戸ホーリーホックは9日、茨城県水戸市小吹町のケーズデンキスタジアム水戸で大宮と対戦し、駆け付けた大勢のサポーターが会場をチームカラーの「ホーリーブルー」に染めた。昇格はお預けとなったが、サポーターは「苦しい時こそ支えたい」などと諦めない姿勢を見せた。
試合で水戸が大宮ゴールに迫るたび、観客席からは歓声が上がった。サポーターは好守備に拍手を送り、チャンスには手拍子するなど、一丸となって応援。敗戦後は選手にチャント(応援歌)を送り激励した。
応援団の飯田達也さん(29)は「選手たちが苦しい時こそ、サポーターとして支えたい」と強調。同県龍ケ崎市の長谷川康紀さん(55)は「何度も苦しい時を乗り越えてきたのが水戸。絶対昇格できると信じている。次の長崎戦も現地に応援に行く」と話した。
観戦チケットは完売し、入場者数は9565人に上った。同県ひたちなか市の庄司憲昭さん(52)は「1200人しか来ない時から見ていて、きょうの混雑は夢のよう」と感慨深げに語った。












