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シーズ 特別清算開始決定 負債40億9720万円

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東京商工リサーチ水戸支店は11日、スーパー経営のシーズ(旧セイブ、茨城県水戸市住吉町)が水戸地裁から特別清算開始決定を受けたと発表した。決定は10月24日付。2月期時点の負債は40億9720万円。店舗は新会社に引き継がれ、営業が継続されている。

同社は1959年、西部ストアーとして設立。60年に同市馬口労町に市内初の本格的なスーパーマーケットを開店した。75年にセイブに社名変更し、県央、県北地区を地盤とするスーパーマーケットチェーンとして展開。各店舗の大型化を図るなどして、94年3月期には年売上高約288億9800万円を計上した。2002年2月には食品スーパー・カスミ(同県つくば市)と資本・業務提携し、事業を拡大した。

だが、2000年代に入ると、大手スーパーの出店攻勢と同業間競争の激化で業績が伸び悩んだ。不採算店の閉鎖や既存店の業態転換を進めたが、近年の売上高は100億円を下回り、利益面も低調に推移していた。

今年6月2日にカスミが全額出資する子会社セイブを新たに設立し、事業を承継。同日に旧会社はシーズとなり、9月3日に存続期間が満了して解散したが、債務整理のため、今回の法的手続きに踏み切った。



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